11月29日、アメリカ政府は、アメリカ国籍を持つシーク教徒の運動家をニューヨークで暗殺しようとしたインド政府関係者を起訴したと発表した。
標的になったのはアメリカ在住の弁護士グルパットワント・シン・パヌン氏。インドのパンジャブ州の独立を求める州民投票を呼び掛けていた。パンジャブ州の人口の58%がシーク教徒で、それはインド全体のシーク教徒の76%になる。それをシーク教徒の国「カリスタン」としてインドから分離独立させたい運動の指導者がパヌン氏で、インド政府からはテロリスト呼ばわりされていた。
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source : 週刊文春 2023年12月21日号