名曲徹底解剖！　キャンディーズには「フォークの香り」がする｜マキタスポーツ×スージー鈴木

キャンディーズ　終わらないアンコール

後藤匡宏

2024/01/04

エンタメ芸能音楽

　春になれば「春一番」。夏は「暑中お見舞い申し上げます」、別れの季節には「微笑がえし」――。なぜキャンディーズの曲は色あせないのか。

（すーじーすずき　1966年大阪府生まれ。音楽評論家。著書に『平成Jポップと令和歌謡』『EPICソニーとその時代』『桑田佳祐論』『幸福な退職』『中森明菜の音楽 1982-1991』など多数。）

（マキタスポーツ　1970年山梨県生まれ。芸人、ミュージシャン、文筆家、俳優。著書に『越境芸人』『すべてのJ－POPはパクリである』『雌伏三十年』など。スージー鈴木氏との音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』（BS12、毎週日曜21:30〜）が放送中。）

スージー　小学生のころ、リアルタイムで「春一番」を聴いたときに、なんとなく「フォークの香り」を感じたんですよ。普通のアイドル歌謡と違って大人っぽいというか。年上の女性への憧れみたいな気持ちを抱いたのを覚えてます。

マキタ　僕はスージーさんより4つ下なんで、そういうリビドーの発動はなかったですね（笑）。単純に素敵なお姉さんたちだなって思ってた。楽曲をきちんと聴くようになったのは、ずいぶん経ってからです。

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source : 週刊文春 2024年1月4日･11日号

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