「もしトラ」という言葉がすっかり知られるようになりました。「もしトランプ前大統領が返り咲いたら」という予測のこと。その場合、どのような対策を取ればいいのか、世界各国が身構えています。でも、アメリカの状況を見ると、もはや「もしトラ」ではなく、「ほぼトラ」の様相を呈しています。

 こうなると、ジレンマに陥るのは岸田総理のはずです。4月にバイデン大統領から国賓として招待されているからです。日米関係は重要ですから、訪米したら、バイデン大統領との蜜月ぶりをアピールする必要があるでしょう。それが対中国の抑止力にもなるはずです。

 ところが、バイデン大統領との親密な関係を見せつけると、トランプ前大統領の反応が心配です。トランプ氏は、個人的な嫉妬や恨みで対応を決めることが多いからです。いまトランプ氏は、自分が4件の事件で起訴されたことを「バイデンの策略」だと主張しています。2020年の選挙で自分を破ったこともあり、バイデン大統領に対し恨み骨髄です。そんなバイデン大統領と親密な姿を見せた首相に対し、大統領に返り咲いたら、どんな対応を見せるやら……。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます

週刊文春電子版に超おトクな3年プラン59,400円が登場!月額プラン36ヵ月分と比べて19,800円、年額プラン3年分と比べて6,600円おトク!期間限定12月2日(月)まで!

キャンペーン終了まで

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

    オススメ!期間限定

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 6

source : 週刊文春 2024年3月7日号