「服はあなた自身を表現するもの。環境や肩書き、所属が変わる人も多いこの時期は、ご自身の装いを見直すチャンスです」

　こう語るのは、パーソナルスタイリストの霜鳥まき子さん。17年間で約3万人のスタイリングを手掛け、年齢や男女を問わず、ファッションにまつわる様々なお悩みを解決してきた。小誌の人気連載をまとめた『似合う服だけ着ていたい　幸せを呼ぶ「名刺服」の見つけ方』が刊行されたばかりの霜鳥さんに、春に向かうこの時期に多い依頼を聞いてみた。

「年度末は、クローゼットの断捨離と、新年度に向けた新しいアイテムの買い足し、この両方を合わせた依頼が多いですね。実は、これは、買い物前後で洋服を一定数に保てる、とてもいい方法なんです」

　霜鳥さんは、自宅に出向いたり、リモートでクローゼットを見せてもらったりしながら、整理のアドバイスをするという。

「特にこの時期は、今まで持っていたものが4月以降も必要かどうかを見極めたいという方が多いですね」

　クローゼットは片づけたい。でも、いざ片づけるとなると、どの服を処分すればいいのか迷ってしまうもの。そこで、処分するかどうかを見極めるポイントを教えてもらった。

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