高い論理的・数学的知能を持つシリコンバレーのIT成功者たちが今、世界を変えようとしている。「究極の自由」を求めて模索するのは、既存の民主主義を超越する新たな思想だ。
「テクノ・リバタリアン」と呼ばれる“彼ら”は何を目論んでいるのか。
『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』(文春新書)の著者で作家の橘玲氏と評論家の宮崎哲弥氏が語り合った。
橘 リバタリアンは「自由原理主義者」ですが、中でも世界を数学的に把握する高度な知能を有するのがテクノ・リバタリアンです。アメリカのプラットフォーマーの創業者、AIやブロックチェーンの開発者などはみなそうです。
代表格は「テスラ」のイーロン・マスクと「ペイパル」共同創業者のピーター・ティール。彼らが今まさに世界をつくり変えているのだから、その思想を理解する必要があります。
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source : 週刊文春 2024年4月11日号