政治資金パーティーの裏金問題で39人にのぼる衆参議員らの処分が決まった。受けた5日付朝刊で朝日は「自民 コップの中の処分劇」、日経は「自民処分 幕引きは遠く」との見出しを付けた。
政治倫理審査会は複数回開かれたものの、実態の解明にはほど遠かった。自民党は政治不信を招いたのでけじめを付けると言っていたが、この処分に有権者のほとんどは納得していない……。朝日と日経の見出しは、そうした義憤が積もりに積もって付いたものなのだろうが、読者はそんな青臭い記事を読みたくない。知りたいのは処分に差が付いた本当の理由だ。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年4月18日号