「胃が痛いくらいどうってことない」と軽視してはいないだろうか。胃痛は臓器からの重要なメッセージ。放置すればやがて胃がんなどの重大な疾患につながる。検査の目安から食事や運動法まで、7つの鉄則を紹介しよう。
▶ピロリ菌検査で胃がん9割減
▶ビール750㎖で胃がんリスク1.75倍
▶胃が喜ぶキャベツの酵素
▶明日からやるべき便チェック
▶腹筋と腹式呼吸で胃酸の逆流を防ぐ…ほか
「胃は基本的に加齢で機能が劣化しない臓器です。大切にする意識があれば、年齢に関わらず食事を楽しむことができます」
そう語るのは、国際医療福祉大学三田病院の片岡幹統消化器内科部長である。
「胃が衰える理由は、外的な要因が多い。ピロリ菌などの細菌感染、あるいは刺激物を食べ続けること、暴飲暴食、薬を長く飲んでいることなども胃に悪影響を及ぼします」(同前)
胃潰瘍、胃炎、逆流性食道炎など胃に関する疾患は多いが、最も恐ろしいのが胃がんである。国立研究開発法人国立がん研究センターによると、2019年には12万4319人が胃がんと診断されている。
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source : 週刊文春 2024年4月18日号