「まだまだ改革が中途半端だな。スピードも遅い」

 

 菅義偉前首相(75)が自民党の裏金問題について、“天敵”岸田文雄首相の対応をばっさり切っているという。内閣支持率が20%前後と低空飛行を続けるなか、ガースーが次の政局に向けて動き出した。

 

 菅氏の近況について、菅氏側近が明かす。

「一昨年に脳梗塞報道があってから、選挙応援で言葉が出なくなる場面も度々でしたが、今年に入って完全復活。毎日のように政治家やマスコミ、経済人と会食を重ねている」

 4月21日夜には、都内の天ぷら料理店で党総務会長の森山裕氏や武田良太氏らと会食。その席では、

「岸田政権も世論とタイミング次第でどうとでもなりそうだな」と語るなど、反岸田の旗頭として存在感を高めている。

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source : 週刊文春 2024年5月16日号