私は1968年生まれ、現在55歳。恩恵は全く受けていないが「バブル世代」と言われる年代だ。一回り下の40代前半の棋士は「ポスト団塊ジュニア世代」。将棋界では充実期の後半、という年代だろうか。
関西の山崎隆之八段は43歳、棋聖戦の挑戦を決めた。藤井聡太棋聖とのタイトル戦は世代間の激突で、非常に面白い組み合わせだ。
人は年齢で表せないが、それでも40代の山崎八段と20代の藤井棋聖の対局は実現前から胸が熱くなる。藤井八冠が奨励会員だった頃、山崎八段は幹事をしており、当時の先生と生徒のような関係でもある。その意味でも興味深い。
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source : 週刊文春 2024年5月23日号