警視庁捜査二課が18年ぶりに特別捜査本部を設置した「つばさの党」事件。民主主義の根幹を揺るがす行為に及んだ容疑者たちは何者なのか。徹底取材を進めるなかで、小誌記者が足を踏み入れたのは、彼らのアジトだった。
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東京・練馬の住宅街にある瀟洒な外観の一軒家に、警視庁の家宅捜索が入ったのは5月13日の昼前のことだった。小雨が降りしきる中、スーツ姿の捜査員が傘も差さずに出入りする光景は、周辺住民の目には異様に映ったに違いない。
それから5日後の18日昼、小誌記者はこの家の主に電話をかけ、取材を申し込んだ。返ってきたのは、
「それじゃ、今からこっちに来られますか?」
現地に急行し、一軒家に足を踏み入れた。男はあっけらかんと説明する。
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source : 週刊文春 2024年5月30日号