今回の執筆者は柏木貴弘記者です。
4月3日の水曜日の夜、東京・神田にある食堂で、私はとある取材先と向き合っていました。
私たち編集部の記者は通常、木曜日の11時までに翌週号用のプラン(ネタ)を5本出せねばなりません。そのため、校了後の火曜日の夜や水曜日に取材先との会合をすることがあるのです。
その会合でレモンサワーを飲みながら色々な話題に花を咲かせたのですが、その取材先がこんなことを口にしました。
「CIAOちゅーるのいなば食品で新卒社員が大量に辞退したと聞きました。あの会社はいわゆるワンマン企業で色々と闇が深いんです」
これがいなば食品との戦いの始まりでした。
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source : 週刊文春