野球が結果論で論じられるのは仕方ない。
今年も巨人・阿部慎之助監督がソフトバンク戦で出したセーフティースクイズのサインを巡り、喧々囂々の論議が盛り上がった。ただこれも結果的にスクイズ失敗で、後続も続かず完封負けしたからである。もし、スクイズ成功で逆転勝ちしていれば、むしろ名采配と絶賛されるところだった。
良きにつけ悪しきにつけ、評論、評論家とはそういうものだ。ヤクルト、西武で日本一監督となった広岡達朗さん(92)も、“球界のご意見番”然として、野球界を斬りまくっている。
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source : 週刊文春 2024年6月20日号