この世の地獄がここにある――。昨年7月、札幌市ススキノで起きた「殺人事件」。首狩り娘の母の裁判が4日初公判を迎え、その全容が徐々に明らかに。母が「地獄」と呼ぶ修羅の道へなぜ娘は堕ちたのか。小誌が掴んだ全真相。
▶︎祖父 初公判後に告白「孫は“脳の中に蜘蛛が出てきて、その瞬間は…”と」
▶︎母「この世の地獄が」皮を剝がれた頭、目玉入りの瓶
▶︎瑠奈「女王になりたい」母がプレイ用スカーフ購入
▶︎恋人ジェフ・ザ・キラーと自宅結婚式、父が送迎怪談バー
2004年に新築された鉄筋コンクリート造3階建ての邸宅。ライトグレーの瀟洒な外観とは裏腹に、家の中は、全体が足の踏み場もないほど物で溢れたゴミ屋敷と化していた。大半が一家の“主”である田村瑠奈(30)の私物だ。居住空間は侵食され、精神科医で父の修(60)は、近所のネットカフェで寝泊まりするようになっていた。
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source : 週刊文春 2024年6月20日号