昨年、松本との“恐怖の一夜”を小誌に明かし、法廷に立つと明言するA子さんは、この半年間、様々な嫌がらせを受けてきた。今年2月には、松本の代理人弁護士がA子さんの知人男性を訪ね「彼女を出廷しないようにして欲しい」と要請。さらにA子さんは「怪しい男たちにつけられているんです」と訴える。取材班が尾行する男たちを追うと――。
2月29日午後2時半、東京タワーが一望できる高層オフィスタワーに1人の男性が姿を見せた。エントランスゲートを通過し、上層階行きのエレベーターに乗り込んだのは、八重洲総合法律事務所代表である田代政弘弁護士である。
目下、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が文藝春秋などを相手取って起こした5億5000万円の損害賠償などを求める名誉毀損訴訟の代理人を務めている。
「Xさんと、2人きりで会いたいんです」
その数日前、田代弁護士は同オフィスに勤務するX氏に面談を求めていた。この日、X氏と顔を合わせた田代弁護士は松本の裁判に触れ、こう切り出した。
「このままの裁判の状況だと、松本さんはA子個人を訴えることになりますよ。そこでXさんに相談です。何とかA子を説得して、証人として出廷しないようにして欲しいのです」
裁判の争点となっている昨年12月27日発売号の小誌記事で、A子さんは松本から受けた性的行為を告発。X氏は、A子さんと親交の深い男性である。この日、田代弁護士の口から飛び出したのは、驚くべき策略の一端だった。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2024年7月18日号