ジメジメとした梅雨が過ぎれば、夏本番。少しでも暑さを緩和するためには、洗練されたアイウェアで涼しげな表情を演出するのも手段のひとつ。クールな顔つきで、快適なサマーライフを過ごしてみよう。

 

Photographs:Shoichi Muramoto(BYTHEWAY)  Styling:Masahide Takeuchi(CODE)

Hair & Make-up:Tatsuhiko Kitamura  Design:ANAGUMA  Text:POW-DER

LineArt CHARMANT(ラインアート シャルマン)|掛けている感覚を忘れる最上級のフィット感に心酔

 

 

Fitting Model

小ぶりなボストンシェイプが知的かつ大人な表情に

 レンズ幅45mmの小ぶりなボストンシェイプが印象的。ヘアライン加工を施したゴールドリムが、ワンランク上の表情を演出する。エクセレンスチタンを用いたテンプルはバネ性が高く、優しく頭を包み込んでくれる。¥52,800

 

涼しげなネイビーが目元を引き締める

 ネイビーのブロウとシルバーのブリッジは、チタン素材をプレスで仕上げたメタルブロウタイプ。スッキリとしたデザインと2トーンカラーで、目元を引き締める。軽くしなやかなエクセレンスチタンのテンプルにより、抜群のフィット感を味わえる。¥52,800

㉄シャルマン カスタマーサービス☎0120-480-828

EYEVAN(アイヴァン)|掛ける人の個性を引き出すお洒落アイウェアの金字塔

 

イタリアンヴィンテージを現代技術で再構築

上/1972年にブランドカタログに掲載されていたイタリアンヴィンテージを着想源にした一本。ベージュのアセテートのフロントに立体的なテンプルを組み合わせ、シンプルかつレトロな雰囲気を醸し出している。¥58,300

シンプルデザインに細かい職人芸を集約

下/1930年代のセーフティゴーグルをイメージソースとした、4mm厚のフルリム。チタンクリングス一体のノーズパッドや、ヨロイからテンプルにかけて細かい彫金を施すなど、こだわりが詰まった力作だ。¥47,300

㉄アイヴァン 東京ギャラリー☎03-3409-1972

TAYLOR WITH RESPECT(テイラーウィズリスペクト)|品質・機能・美観を高次元で確立したジャパンブランド

 

個性を最大限に引き出すクリアブロウ

上/大胆な印象のブロウラインは、クリアのアセテートを用いることで、ライトな見た目を実現。チタン一体で仕上げることで、フレームの強度を高めた作りに。クラシカルな雰囲気にピッタリな一本だ。¥60,500

レコードジャケットからインスパイアされた色に注目

下/ジャズのリズムパターンをモチーフにしたヘキサゴンフレーム。レコードジャケットを彷彿とさせたターコイズブルーは、洗練されたデザインと合わさり涼しげな顔つきになれ、これからの季節に最適。¥63,800

㉄ソウウェル☎0778-42-7388

スマホ、本etcなんだか見えにくくなってきた… リーディンググラスの選び方

 年齢を重ねていくにつれて、スマホや本などの文字がボヤけ、目と手を離して見ている人にはリーディンググラスは必要不可欠。ただ闇雲にフレームを選ぶのではなく、まずは掛け心地の良さを重視しましょう。実際に掛けてみて、フレームの軽さやフィット感を確認。次にノーズパッドの高さをチェック。しっかり鼻にフィットするものを選べば、長時間掛けていてもズリ落ちなくて済みます。ジュガードフォーティーンには日本人の顔に合わせやすいモデルが多いので、オススメです。

 

鼻にしっかり合う高さ

右/1940~50年代のフレンチヴィンテージにアメリカンシルエットを現代的に解釈して仕上げたコーヴ。絶妙な天地幅に設定したフロントサイズで、鮮明な視界を確保。レンズを変えてサングラス使いにも最適だ。¥9,900

柔らかく顔にフィット

左/アメトラな雰囲気のある、ボストン型フレームのリップル。緩やかなフレームラインが、優しげな顔つきに見せてくれる。小ぶりで軽い仕上がりのため、長時間着用しても疲れる心配がない。¥9,900

㉄TTIME☎03-6434-5654

教えてくれたのはこの人

TTIME代表取締役社長 入江 拓さん

話題のアイウェアブランド・ジュガードフォーティーン他、さまざまなブランドを手掛ける、同社の代表取締役社長。眼鏡の知識も豊富だ。

SHOP DATA

ジュガードフォーティーン 表参道店 

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-5-4

103-6434-5654

12:00~19:00(平日)

11:00~19:00(土曜・日曜・祝日)

火曜日、水曜日定休

MATSUDA(マツダ)|世界に誇れる日本の技術をデザイン&ディテールで披露

 

 

Fitting Model

ミニマルなデザインに職人技を惜しみなく注入

 3mm厚レンズを使用したツーポイント。クラウンブリッジやヨロイ、テンプルに芸術性の高い彫金を施し、ブランドらしさを表現。ブラックレンズ&シルバーメタルのコンビは、サングラス初心者でも掛けやすい。¥96,250

 

ラグジュアリームード漂う大胆フォルム

 テレビジョンカットを施した、エッジを効かせたフロントが個性を引き出す。薄らとテンプルから見える芯金に彫金が施され、細部までこだわった仕様に。ボリュームがあるが実は軽く、今夏のサングラス主役候補No.1だ。¥104,500

㉄マツダアイウェアジャパン☎0776-43-9788

BOSTON CLUB(ボストンクラブ)|眼鏡の聖地・鯖江から発信するハイクオリティフレーム

 
Fitting Model

直線的なラインでスッキリとした表情に

 直線的なブロウラインからなるウエリントンは、下に向かって絞ったレンズシェイプで、シャープな印象に。クリアなテンプル生地から彫金を施した芯材が薄らと見え、横顔のアクセントに貢献。クリングス付きのノーズパッドなので調整がしやすく、ズリ落ちにくい。¥37,400

 

顔馴染みよくキリッとした印象にはシンプルなメタルフレームで

 オールチタンで構成されたボストン。オリジナルのパドル形状のテンプルや、やや角張ったヨロイパーツ、フロントリムに施した彫金など、ディテールワークにこだわることでブランドの技術力を披露した。¥37,400

㉄グロス銀座☎03-5579-9890

OBJ(オブジェ)|世界中の有名アイウェアを扱う日本を代表する老舗セレクト

 

着用感を忘れるほどの想像以上の軽さ

上/エッジの効いたフォルムが印象的なサングラス。大胆なサーモントスタイルは、薄いシートメタルを用いネジを未使用とすることで、ストレスのない掛け心地が長時間続く。¥57,200(アイシーベルリン)

知的顔にちょうどいいボストンメタル

下/セル巻き風のリムのフロントトップを直線的にデザインすることで、現代的クラシックを実現。しなりのいいテンプルが、顔を優しく包み込んでくれる。¥41,800(BJ クラシック コレクション)

㉄オブジェ・イースト☎03-3538-3456

ZOFF(ゾフ)|気軽に眼鏡を楽しめる国民的アイウェアブランド

 

落ち着きある印象とトレンド顔を両立

上/フロントトップを直線的かつ角張ったラインにまとめることで、スマートなデザインに昇華。ブラウンレンズとべっ甲生地を合わせた同系色トーンは、優しげな顔&洒落た雰囲気を醸し出してくれる。¥5,500

大胆なフレームデザインでトレンド感ある顔つきに

下/流行の大ぶりなフロントのサングラスは、大人でも掛けられるようにアレンジ。見た目とは裏腹な軽い仕上がりで、疲れることもない。ベーシックなデザインで、さまざまな着こなしに馴染みやすい。¥5,500

㉄ゾフ カスタマーサポート☎0120-013-883

サングラスはちょっと気恥ずかしくて… 初心者でも安心なフレームの選び方

 海外に比べ、日本ではサングラスの着用はどうも気恥ずかしいという傾向があります。そんな人でも安心なフレームを探すなら、サイズ感とレンズカラーにこだわりましょう。サイズは顔に対して極端に大きすぎず、小さすぎないこと。眉骨のラインと頬骨の幅に合わせて選べば、バランスのいい顔つきに。レンズは野外で使うなら、グレーやブラウン。夜間や悪天候での運転には、イエローやオレンジをチョイスすると見やすくなります。この2点を押さえておけば、誰でも似合う一本が見つかります。

 

眉骨、頬骨の幅に合わせたサイズ感

右/メタルの要素を組み込み、ウエリントンとボストンの中間的なデザインにまとめた一本。逆Rヒンジを採用することで、どんな骨格でも心地よいフィット感を堪能できる。¥42,900(フォーナインズ・フィールサン)


眩しさ軽減ならグレーやブラウン 夜間や悪天候の運転にはイエロー、オレンジのレンズで

左/ブランド王道のウエリントンは、ややフロントラインを上げることで、シャープなデザインに。智元からテンプルにかけたブランドの象徴・Tアイコンが品のある横顔にまとめる。¥67,100(トムフォード アイウェア)


㉄エロチカ ルミネ新宿店☎03-3346-0577

教えてくれたのはこの人

エロチカ ルミネ新宿店 店長 鈴木達義さん

関東、北海道に11店舗ある眼鏡セレクトショップの新宿店にて、店長を務める鈴木さん。サングラスに限らず、お客様をベストな一本に導くスペシャリスト。

SHOP DATA

エロチカ ルミネ新宿店

〒160-0023

東京都新宿区西新宿1-1-5

ルミネ新宿  ルミネ1・5F

☎03-3346-0577

11:00~21:00(全日)

不定休

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source : 週刊文春 2024年7月25日号