『利己的な遺伝子 利他的な脳』の翻訳を手掛けた福岡伸一さんが、タンザニア商人の商習慣を研究する小川さやかさんと対談。現代社会を生き抜く術を利他の視点から考える。

福岡 今年の東大の国語の入試問題に小川さんの論文「時間を与えあう――商業経済と人間経済の連環を築く『負債』をめぐって」が出題されました。東大が第一問の評論文に女性筆者の文章を出題したのは、戦後新制入試が始まって初だそうです。
小川 正直なところ「女性初」は認識していませんでした。試しに問題を解いてみたら、自分の文章なのに苦戦しました(笑)。「100字以上120字以内で説明せよ」とあったんですが、著者はあれこれと悩みながら書いているので、この文字数に収めるのは難しいですね。
福岡 小川さんは、タンザニアの都市・ムワンザや香港のタンザニア人コミュニティに入り込み、行商人の商習慣を研究されてきたそうですね。その記録を読むと、私の考える生命の利他性とつながるので、ぜひお話をしてみたいと思っていたんです。
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source : 週刊文春 2024年7月25日号



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