7月26日に東証グロース市場に上場した、単発アルバイト紹介アプリを運営する「タイミー」。

 

 当時、立教大生だった小川(りよう)氏(27)がこのサービスを立ち上げたのは、2018年。その手軽さがウケて着々と成長し、今年2月には利用者数が700万人を突破している。時価総額約1700億円(初値ベース)をつけたユニコーン企業の提供するサービスとはいかなるものか。小誌女性記者(28)が、ガチで潜入してきた。

タイミーの小川嶺社長

▶︎4月某日 某牛丼チェーン (午前5時〜9時)

 タイミーには履歴書の提出も面接もない。アプリに身分証の写真を登録すると準備はすぐに完了する。申し込みボタン一つで採用が決まり、労働条件通知書はPDFでダウンロードする。

 ドキドキしつつ店に行くと、24時間営業のはずなのに店内は真っ暗だった。記者を見つけた店長風の人から話しかけられる。

「タイミーさん? ゴメン、いま交代のはずのベトナム人の子が来てなくて」

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source : 週刊文春 2024年8月8日号