暑い夏に背筋も凍る怪談特集……。ホラー嫌いのアガワですが、ジャパニーズホラー映画の第一人者、『呪怨』の清水崇監督に恐々お話を伺ってきました。ホラー好きな人も苦手な人も、清水監督の方法論には驚かされるはず!
(しみずたかし 映画監督。1972年生まれ、群馬県出身。2001年映画監督デビュー。03年映画版『呪怨』が大ヒット、04年には『呪怨』を自らハリウッドリメイクした『The Grudge』で、日本人監督の実写作品として初めて全米興行成績No.1を獲得。最新作『あのコはだぁれ?』が全国公開中。)
阿川 私、実はホラーが苦手で、清水監督の最新作の『あのコはだぁれ?』は何とか最後まで観たんですけど、観てない作品もたくさんあって……。スミマセン。
清水 全然かまいませんよ! 僕も中学生くらいまではホラーが苦手で、「なんでわざわざ怖いのを観るの?」と思っていたんで(笑)。
阿川 そうなんですってね。そんな方がまさか世界的ホラー映画の巨匠になろうとは。最近はホラー映画ファンって増えたんじゃないですか?
清水 だいぶ市民権は得ましたよね。昔はピンク映画なんかと一緒くたで、ゲテモノ扱いだったのに、『リング』(中田秀夫監督、1998年)のヒットで……。
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source : 週刊文春 2024年8月15日・22日号