「70歳でも元気に働く」をテーマに様々な角度から健康を考える好評連載の特別編。誌面に登場する名医、識者7名が自身の健康維持のために行っている3つの秘策を公開。夏休み中に思わずマネをしたくなる21のルール。
夏はスーパー内で散歩|鎌田實(76)諏訪中央病院名誉院長
僕は諏訪中央病院名誉院長をしている内科医です。
朝はいつも、6時に起床します。健康のために心がけているルーティンは、必ず日光に当たることです。陽の光を浴びると、体内でビタミンDが生成されます。高齢者の筋肉や骨を作ってくれる大事な栄養素です。
厚生労働省によれば、18歳以上の男女における一日のビタミンDの摂取目安量は、8.5㎍。地域によって日射量は違いますが、およそ10分の日光浴で5.5㎍のビタミンDが生成されるため、外で3〜5分ほど早歩きで散歩してストレッチを5分程度行う。残りは食事で補います。
ただし、真夏は外で長い時間運動できません。そんなとき、僕が実践しているのは①スーパーマーケットの中の散歩です。買い物へ行った際、店内を2周ほど回る。スーパーは冷房も効いていて、ぐるっと回ると良い運動になります。スーパーでいろいろな商品を見ながら、体に良い食材などを探す。これが意外と僕の健康を支えています。
もちろん食事も大事です。②1日の食事のタンパク質やカロリーの摂取を4―4―2として考える。
栄養の摂取は大まかに朝食で4割、昼食で4割、夕食で2割と決めているのです。朝食と昼食は野菜とタンパク質が中心でたっぷり。夕食は控えめを心がけます。若い人は朝食2割、昼食3割、夕食5割のバランスが多い。やはり夜に食べ過ぎると代謝が悪いので太る。肥満は万病の元です。血圧もあがってしまうのでいいことがありません。
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source : 週刊文春 2024年8月15日・22日号