台湾の野党・台湾民衆党の党首・柯文哲元台北市長(65)が8月31日未明、逮捕された。柯氏が台北市長在任中に大型商業施設の容積率を業者に有利なように不自然に大幅アップさせた案件への関与が疑われたためだ。9月2日早朝に嫌疑不十分で釈放されたが、他にも党や個人のスキャンダルが続出しており、政治的には「致命傷」(台湾メディア)との見方が強い。
柯氏は1月の総統選で大善戦し、自ら率いる民衆党も議会で8議席を獲得、民進党・国民党の二大政党の間でキャスティングボートを握った。「次」の総統も見える勢いだったスターの急転落。一体、何が起きたのか。
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source : 週刊文春 2024年9月12日号