「私たち家族がこうした状況に直面したときには、心穏やかに過ごすことが難しく、思い悩むことがあります」
9月11日に58歳の誕生日を迎えられた、秋篠宮家の紀子さま。宮内記者会の質問に答える形で公開された文書には、異例の文言が――。
今月15日、紀子さまのお姿は能登半島の先端・珠洲市の被災地にあった。ご自身が総裁を務める結核予防会の支部による、健康診断の様子を視察なさるためだ。
自らも椅子を運び、設営を手伝われた紀子さま。その後、現地のスタッフと懇談された。地元婦人会の寺井順子会長が振り返る。
「小さな食事室で車座になって話しました。地震が発生したときのことや、地区のお祭りの話……。紀子さまは多くは語らず、『うんうん』って聞いておいでなんですけど、皆どうしてか涙ぐんでしまって。紀子さまのオーラっていうんですかね、うまく言えませんけど……」
話の途中で、紀子さまが
「少し一服しましょう」
と、あるものを手渡された。
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source : 週刊文春 2024年9月26日号