元NMB48の山本彩(31)がブランドアンバサダーを務めるドクターシーラボが、今夏からTVCMなどで打ち出している肝入り商品『シーラボ 薬用ACGエンリッチWR』。キャッチコピーは「クリニックか、レチノールゲルか。」と、レチノールなる成分を前面に押し出しているのだが……。
「朝も晩も使えるということが自分の中ではかなりレチノールのイメージと違っていて、すごくありがたいです」
公開されたインタビューで、レチノール入りの新商品を絶賛していた山本。
そもそもレチノールとはどんな成分なのか。皮膚科が専門のひまわり医院・伊藤大介院長が解説する。
「ビタミンAの一種で、肌のターンオーバーや、コラーゲン生成を促すなど、様々な美肌効果で知られています。その一方で、濃度の高い純粋レチノールになるほど、その刺激性に注意が必要です。当院でも皮膚のかぶれを訴えて来院される方は多いです」
そんなレチノールを前面に押し出し、CMやネット広告で「純粋レチノールゲル」と宣伝しているのだが、
「医薬部外品は、厚生労働省が認可した効果・効能に有効な成分が一定濃度で配合されている製品を指す。この商品はナイアシンアミドのみがシワ改善の有効成分として認められていますが、同社が打ち出すのは『純粋レチノールゲル』という言葉ばかり。この手法だと消費者は、レチノールが有効成分として認められた商品だと誤認してしまう。これが薬機法や景品表示法で規制されている誇大広告に当たるのでは、と指摘が相次いでいるのです」(専門誌記者)
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source : 週刊文春 2024年10月17日号