「週刊文春」編集部の記者が“取材のウラ話”を語る「文春記者トーク」。ここだけで聞ける話題のスクープの裏側をお楽しみください。
ベンチャー投資「ジャフコグループ」に勤務していた女性が、同社男性社員からのセクハラ被害と、その後の会社の“セカンドハラスメント”といえるような対応を告発した問題。最大手の老舗企業で一体何が起きていたのか。そして、業界全体が抱える構造的な問題とは——。取材した播磨谷記者が解説します。
出演:「週刊文春」播磨谷拓巳記者(@takumiharimaya)、電子版サブデスク・齋藤裕(@_SaitoYu)
齋藤 「文春記者トーク」、今回のゲストは編集部の播磨谷拓巳記者です。
週刊文春電子版が電子版オリジナル記事として報じた、「ベンチャー投資最大手『ジャフコ』で卑劣セクハラが起きていた!」という記事。2018年からベンチャーキャピタル大手のジャフコグループで契約社員として勤務していた女性が、同社の男性社員からセクハラ行為を受けていたと、その被害の内容を告発した記事になっています。
業界トップのベンチャーキャピタルで何が
齋藤 まず、ジャフコという会社について、どのような会社か教えていただけますでしょうか。
播磨谷 ジャフコという会社のベンチャーキャピタルという業態について説明しますと、未上場の新興企業、ベンチャー企業に出資をして株式を取得し、そして将来的にその企業が上場した際に、株式を売却して利益を得るというものです。
ベンチャーキャピタルは日本にも数多くの会社があるのですが、ジャフコは1973年に設立された老舗で、ベンチャーキャピタルの中では珍しく上場している企業でもあります。かつては日本電産、現在のニデックや、ソフトバンクグループ、あとは前澤友作さんが創業したZOZOTOWNを運営しているZOZOなど、日本を代表する企業を上場させてきた日本最大手のベンチャーキャピタルといえます。
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source : 週刊文春