日中と夜で寒暖差がある時期は服装選びに困るもの。そこで活躍するのが、サッと羽織るだけの便利な上質ニット&ライトアウター。
見た目も着心地も軽快なうえ、いつものコーデにプラスオンすれば、秋から本格的な冬まで十分快適に過ごすことができます。
Photographs:Shoichi Muramoto(BYTHEWAY) Styling:Tatsuhito Yonamine
Editorial:Kunihiko Kaneko Design:ANAGUMA
Max Mara(マックスマーラ) Lady's
1951年の創業以来、世界中の女性を虜にする憧れのブランド。いつの時代でも新鮮さを感じさせ、マックスマーラの象徴とも言えるコートは、世代を超えて美しくかつ魅力的に演出してくれる。
(右)柔らかな手触りの軽量なヴァージン・ウールと上質なカシミヤで仕立てたロングコート。フロントはキモノスリーブ仕立てのエレガントさが際立ち、バックは滑らかな印象を作るラグランスリーブ仕様に。また共地のストールが付属され、さまざまなアレンジで華やかなスタイリングが楽しめる。コート¥950,400/マックスマーラ(マックスマーラ ジャパン☎0120-030-535)
(左)体を包み込むボリューム感がありながら軽快に羽織れる人気の“テディベア”シリーズから、トレンド感のある新作のケープを。シャツカラーデザインのゆったりしたエレガントなフレアラインで、両サイドはボタンで開閉可能なため、好みに合わせて2通りのスタイリングを使い分けできる。ケープ¥316,800/マックスマーラ(マックスマーラ ジャパン☎0120-030-535)
FALCONERI(ファルコネーリ) Men's
最高級のカシミヤセーターと言えば真っ先に思い浮かぶ、イタリア屈指のニットブランド。
伝統的な製法とモダンで洗練されたデザインはもちろん、豊富なカラバリも人気の理由。
カシミール山羊の下毛の梳毛をベースに、2つの梳毛と撚糸を合わせて作る柔らかなカシミヤ糸「ウルトラソフトカシミヤ 2.28」を使用。どちらもカジュアルながら上質な素材使いと仕立てにより、他にはない優雅な雰囲気を醸し出している。右から:ハーフジップハイネックセーター¥48,950、スウェットシャツ¥69,960、パンツ¥48,950/ファルコネーリ(ファルコネーリ銀座店☎03-6264-5063)
Herno(ヘルノ) Lady's
スタイリッシュなダウンジャケットの代名詞として確固たる地位を確立したイタリアの名門。ダウンをはじめエレガントで気品を感じさせるウェア類は、男女問わず高い支持を得る。
圧倒的な軽さを実現する、ヘルノの代名詞的な素材「ナイロンウルトラライト」を使用したダウンブルゾン。袖を通せばすぐにわかるエアリーな着心地で一躍話題となり、今ではすっかり定番化したのは周知の通り。今作は襟元のエコファーが顔周りを華やかに演出し、さらにゴールドジップを採用と、よりエレガントな仕上がりに。ダウンブルゾン¥159,500/ヘルノ(ヘルノ・ジャパン☎03-6427-3424)
MACKINTOSH LONDON(マッキントッシュ ロンドン) Men's
英国トラッドをベースにオーセンティックなコレクションを幅広く展開。トレンド感をしっかりキャッチしつつ、キチンと感もしっかりキープするアイテムで、人気・実力共に申し分なし。
伊の名門生地メーカー、ロロ・ピアーナ社の“グリーン・ストーム・システム” のツイード素材で仕立てた定番ダンフォード。天然素材ながら表地の裏面に特殊なフィルムを貼ることで撥水・透湿・防風性を完備する高い機能性はもちろん、決して悪目立ちしない控えめな同系色のチェック柄もポイント。コート¥189,200/マッキントッシュ ロンドン(SANYO SHOKAI カスタマーサポート☎0120-340-460)
PAPAS(パパス) Men's|Mademoiselle NON NON(マドモアゼルノンノン) Lady's
“着心地の良さ”“変わらない良さ”をモットーに肩肘張らないナチュラルさが魅力のアイテムを展開する老舗ブランド。老若男女を問わず幅広い世代で愛され続けている。
右:産毛量がオーストラリア全体の3%程という非常に希少な“Tasmania Lambs Wool”で作られたハーフジップセーター。胸元のロゴがアクセントに。ニット¥42,900/パパス(パパス☎03-5469-7860) 左:スコットランド・シェトランド島の伝統的なフェアアイルとして有名なジャミーソンズのニット。素朴かつ優しさも感じさせてくれる色柄は秋冬にうってつけ。ニット¥99,000/マドモアゼルノンノン(パパス☎03-5469-7870)
BOB(ボブ) Men's
イタリアブランドらしいデザイン、色使い、遊び心を随所に取り入れた服作りに定評あり。また見た目だけでなく熟練の職人によるハンドメイドのハイクオリティな作りも必見!
右:グラデーションのように見える色鮮やかなクルーネック。また折り重なったダイヤモンドパターンは、正面から見ると重ね着しているように見え、一枚でもインパクト大。左:畔編みのニットにミリタリー要素を加えたカーディガン。部分的にフェルトやナイロンキルトを使い分けるなど、ヒネリを効かせたデザインが◎。右のニット¥40,700、左のニット¥47,300/ボブ(タキヒヨー☎03-5829-5671)
source : 週刊文春 2024年11月7日号