この春、突如明らかになった天皇の伯母(93)の養子縁組。だが、養子となったカバヤCEOは以前から「皇族の親戚になりたい」と漏らしていた。そして、縁者たちに届いた挨拶状には“捏造”の痕跡が――。すべてを知る旧華族の最重鎮、鷹司尚武氏が重い口を開いた。
〈謹啓 皆様には益々ご清祥のことと……〉
梅の花が散り、春の気配が漂い始めた今年の3月ごろ、政財界の大物たちに丁重な手紙が届いた。とある高齢女性と、とある実業家夫妻の「養子縁組」を知らせる挨拶状である。
挨拶状は数百以上の宛先に送られ、内容も数種類が存在した。とりわけ縁の深い“高貴”な人々に宛てた手紙には、女性の“直筆”による特別な一文が添えられていた。
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source : 週刊文春 2024年11月14日号