この春、突如明らかになった天皇の伯母(93)の養子縁組。だが、養子となったカバヤCEOは以前から「皇族の親戚になりたい」と漏らしていた。そして、縁者たちに届いた挨拶状には“捏造”の痕跡が――。すべてを知る旧華族の最重鎮、鷹司尚武氏が重い口を開いた。

昭和天皇の四女の池田厚子さん

〈謹啓 皆様には益々ご清祥のことと……〉

 梅の花が散り、春の気配が漂い始めた今年の3月ごろ、政財界の大物たちに丁重な手紙が届いた。とある高齢女性と、とある実業家夫妻の「養子縁組」を知らせる挨拶状である。

 挨拶状は数百以上の宛先に送られ、内容も数種類が存在した。とりわけ縁の深い“高貴”な人々に宛てた手紙には、女性の“直筆”による特別な一文が添えられていた。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

週刊文春 電子版 PREMIUMMEMBERSHIP 第1期募集中 詳しくはこちら

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 24

  • 25

  • 1

source : 週刊文春 2024年11月14日号