14日未明、福島・南会津町の住宅に複数の男が押し入り、現金などを奪って逃走した。
警察は、4月下旬以降、栃木、長野、群馬で起きた強盗事件との関連がないかも調べている。
「カネハドコダ」と片言の日本語で
強盗事件の現場となったのは、福島・南会津町にある一軒家。
14日午前0時ごろ、1人暮らしの60代の女性が寝ていたところ、複数人の男が押し入った。事件が起きた場所は山あいで、人通りがほとんどない。
警察によると、男らは女性の両手を縛った上で「カネハドコダ」「カネカネ」と、片言の日本語で脅し、現金1万数千円などを奪って逃走した。
その後、女性は自ら拘束を解き、近所の人に助けを求めたという。女性は、手首などに軽い切り傷を負った。
女性を保護した男性：
(女性は)粘着テープで手とか目隠しされて、ほっぺに刃物みたいなので触られたという感じ
警察は、逃走した男は2人以上とみて行方を追っている。
隣り合う県で強盗事件が相次いで発生
山あいの一軒家を狙った強盗事件は、4月下旬以降、隣り合う県で相次いで発生していて、福島の事件で4件目になる。
1件目は、4月30日の午前0時ごろ。
栃木・日光市の住宅に男2人が押し入った。
住人の75歳の男性は、手足をネクタイで縛られた上、暴行を受けて軽傷。
敷地内に止めてあった車からは、現金3万5000円が入った財布などが奪われた。
2件目は、今月6日の午前2時半すぎ。
長野・松本市の住宅に男2人が押し入った。
男らは50代の男性に刃物を突きつけ、「金を出せ」などと脅して体を縛った上で、現金十数万円を奪って逃走した。
3件目は、5月8日未明、群馬・安中市の住宅に刃物を持った男2人が押し入り、財布を奪って逃走。
そして14日、福島・南会津町で強盗致傷事件が発生。
警察は、広域強盗事件として4つの県警での共同で捜査を進める方針。
（「イット！」 5月14日放送より）
