文春オンライン
女性人気が支える和牛&華大、子育て世代に嫌われる雨上がり《芸人ランキング2019を徹底分析》

女性人気が支える和牛&華大、子育て世代に嫌われる雨上がり《芸人ランキング2019を徹底分析》

男女、地域、世代別データから「不倫の影響」調査まで

source : 週刊文春デジタル

genre : エンタメ, 芸能

note

不倫はランキングにどう影響するのか?

「嫌いな芸人」ランキングでは、宮迫博之の不倫報道の際の対応が尾を引いている様子がうかがえたが、不倫報道はどれほど芸人の好感度に影響するのだろうか。「好き」上位にランクインしている芸人でみてみよう。

 

 昨年7月に「週刊新潮」に不倫疑惑が報じられたタモリはランキングをやや下げ、今年4月に「フライデー」で赤江珠緒との不倫デート報道があった博多大吉もランキングを下げた。先述の通り、女性票が多い博多華丸・大吉。「あさイチ」などで活躍の場を広げている中でのランクダウンは、不倫報道の影響が少なくなかったようだ。やはり、昨年から不倫や離婚が報じられたビートたけしも下降曲線。

 そのなかで不倫報道どこ吹く風で快進撃を続けるのが千鳥。大悟は昨年テレビ番組で不倫を告白するなど、これまでも複数回不倫が報じられてきたが、ランキングはそれに負けることなく上昇中。

ADVERTISEMENT

「不倫の影響はその時の対応と、本人のキャラクター次第でしょう。千鳥の大悟は、そういうキャラだということを自他共に認めているので、好感度が下がらない。一方、雨上がり決死隊・宮迫のように潔くない言い逃れをしたりすると印象が悪く目立つ。

 逆に言えば、不倫報道がでたときに『本当の好感度』がわかるのかもしれません。宮迫の場合、もともと『ちょっと引っかかるな』と思っている人がいて、不倫や闇営業の一連の問題で、それが表に出てきた感じでは」(ラリー遠田氏)

「3番目に好きな芸人」ランキング

 本アンケートでは毎回、好きな芸人と嫌いな芸人をそれぞれ1位、2位、3位の順に3組挙げてもらっている。その点数を合計して総合ランキングを作成しているが、1位に挙げるのが“大好きな芸人”とするならば、3番目に挙げられる芸人からは何が見えてくるのか? そんな記者の思いつきから作成したのが、「3番目に好きな芸人」のランキングだ。

 

 この「第3の芸人」ランキングで2位に食い込んだのが千鳥。誰からも愛される伸び盛りの芸人をおさえておきたい気持ちからか、総合7位から大きくランクアップ。さらに、総合17位の爆笑問題、総合27位の宮下草薙らが同率9位でトップ10入りを果たした。

爆笑問題 ©文藝春秋

 1988年結成の爆笑問題と、2016年結成の宮下草薙が並ぶのは興味深い。爆笑問題には

「大物になってもバカをやって、芸人なんてしょせんはこんなもんよと、体を張って見せている潔さがある」(男・62)

 というコメントが。一方、宮下草薙には

「若手の中では群を抜いて好き。草薙はネガティブキャラだけど、受け答えのセンスはいいし、場を読む才能もある」(女・30)

 とのコメントが寄せられた。