ニュースにも進出しているお笑い芸人。専門家のように時事問題に言及する芸人もいれば、自らの不倫報道をレギュラー出演するワイドショーで取り上げられ、ツッコまれた御仁も。スキャンダルがエンタメ化される現代。お茶の間は彼らをどう見ているのか。小誌初企画!

 演芸場やバラエティ番組でネタを披露するのはもちろん、ニュースやワイドショーからドラマまで活躍の場を広げているお笑い芸人たち。社会派からお下品系まで様々なタイプがいるが、彼らはお茶の間からどう見られているのか。小誌初のアンケート企画「好きな芸人」「嫌いな芸人」を募ったところ、回答総数はなんと3700票超! 本人たちの悲喜交々(ひきこもごも)のコメントとともに順位を見ていこう。

ADVERTISEMENT

「好きな芸人」部門堂々の第1位は“お笑いモンスター”明石家さんま(62)。

明石家さんま ©時事通信社

「昔から一切、芸風が変わらずどんな仕事も全力疾走。お世話になった先輩や、後輩の記念イベントにはノーギャラで出演する義理堅い一面も格好いい」(38・男)

「ベタなツッコミとボケを1人で高速に展開する至芸には感服。究極の現代落語家か」(56・男)

「街で遭遇しても写真撮影に応じてくれる等、大御所なのにファンサービスを惜しまない所も◎」(32・男)

「母の入院中、休みなく看病し続けた激務の日々の中で、唯一楽しみだった番組は『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)。火曜日だけは缶ビール1本とポテチを買って帰っていた。バカバカしい分、毒がない笑いで、ふっと気持ちを緩められた」(52・女)

 一方、「さんまの動と反対にタモリの静」(65・男)と2位にランクインしたのが、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)の終了後、さらに人気が出てきているタモリ(72)だ。

「もはや別領域の存在。彼の趣味が一般人の身近な世界をも広げた」(62・男)

「好きな地層の話などを聞く時は、目がキラキラして少年のように一途でかわいらしいおじさん」(53・女)

「スマートでシニカルな笑いがjazzy」(56・男)

 3位はダウンタウン浜田雅功(54)と松本人志(54)の2人には、若年層にも信奉者が多い。

ダウンタウン 左:松本人志/右:浜田雅功 ©時事通信社

「2人の掛け合いも最高だが個人としても最高。この人達こそザ芸人」(17・女)

「平成のお笑いを引っ張ってきた巨人」(41・男)

「大阪の番組でのそれぞれの活躍もいい。『ごぶごぶ』(毎日放送)とか『松本家の休日』(朝日放送)とか。漫才みたいなあ」(56・女)

 BIG3最後の1人、ビートたけし(70)は貫禄の4位。芸人らしさを忘れない佇まいで票を集めた。

ビートたけし ©共同通信社

「世界のキタノかもしれないが、足立区のたけしを忘れていない」(57・男)

「自分の出自がお笑いであったことを忘れず、老成している」(54・男)

「もう『神』。何をやっても何を言っても、憎めなくて好きです」(48・女)