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深田恭子、竹内結子も…伝説の女優たちが90年代に歌ったヒット曲は、なぜこんなに沁みるのか

2020/10/15

genre : ライフ

note

●広末涼子「MajiでKoiする5秒前」

広末涼子「MajiでKoiする5秒前」(1997年)。

「ずっと前から~彼のこと~♪」のサビが、鼻血が出るほどカワイイ! ヒロスエは完成度が超越していて、私の中では宇宙人枠に入っている。

 そして、その魅力を余すところなく出せるこの曲を作った竹内まりやは天才。Majiで尊敬した23年前(えっ、もうそんなに経つのか!)。

●観月ありさ「伝説の少女」

観月ありさ「伝説の少女」(1991年)。

 作詞・作曲は「オリビアを聴きながら」の尾崎亜美。タイトルがもうプレッシャー大。ヘタだったら別の意味で伝説になり、恥ずかしすぎるではないか。

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 しかしいらぬ心配だった。当時14歳だった彼女は恐るべき歌唱力で歌い、私は感動して、これがCMソングとなっている「シャッセ」というジュースを飲みまくった。発売元のキリンにはかなり貢献したと思う。

表現力が凄すぎる! 深キョンのデビュー曲

●深田恭子「最後の果実」

深田恭子「最後の果実」(1999年)。

 当時不思議ちゃんキャラが強かった彼女が、歌い出したらビックリするほど「女優さん」という感じになり、初めて聴いたとき、時が止まった。薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」を聴いたときと似た衝撃。

 この曲がきっかけで深キョンを好きになり、今に至る。もちろん今期のドラマ「ルパンの娘」も観ます!

●和久井映見「マイ・ロンリイ・グッバイ・クラブ」

和久井映見「マイ・ロンリイ・グッバイ・クラブ」(1990年)。

 和久井映見の低声は、芳醇な香りのコーヒーの如し。

 これを聴くと2ndの「天使にスリルを教えてあげて」も聴きたくなり、これまた良曲であれよあれよと次が聴きたくなるので、興味を持ったかたは、最初からベストアルバムを買おう。そっちのほうが絶対早い。

●W-NAO「孤独のRunaway」

W-NAO「孤独のRunaway」(1992年)。

 飯島直子と網浜直子という2人のダイナマイトバディがタッグを組み、B'zのカバーを歌うという恐ろしいプロジェクト。そしてこれが最高にアツイ!

「いやいや、スタイルと歌の迫力はまた別だからね」と半信半疑で聴いたが、イイ女パワー全開で感動した。