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《ボクシング井岡タトゥー論争》「隠すべき・消すべき」55%がタトゥー否定の厳しい声【アンケート結果発表】

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「未成年も見るスポーツ放送には相応しくない」の声も

 また、問題となった試合はTBS系列による全国放送が行われた。一般のボクシングの試合と違い、テレビ中継が行われた点に注目する声もあった。

「不特定多数が視聴するタイトルマッチで、ボクシング協会が認めていないタトゥーが公にされるのは大いに問題があると思う。両者とも、技術面並びに精神面、肉体面とも一歩も譲らず、正々堂々と素晴らしいファイトをした後だけに、非常に後味が悪い」(男性・54)

「タトゥーがファッション的になってきたとはいえ、未成年も見るスポーツ放送には相応しくないと思う」(女性・58)

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「子供も見ているので見た目が悪い。自身の好みで彫ったとしても試合では隠すべきで、他人に見せるものではない」(男性・65)    

写真はイメージ ©️iStock.com

C.「タトゥーを消さない限りリングに上がるべきではない」29.1%

 続いて、Cの「そもそもタトゥーを消さない限りリングに上がるべきではない」と回答したのは29.1%。中には「リングに上がるな」「チャンピオンベルトを返上しろ」といった厳しい意見が飛び交った。

「何年か前に刺青を皮膚移植で消して試合に出たボクサーもいました。なぜ井岡を試合に出したのか」(男性・61)

「欧州の大企業でもタトゥーがある人の雇用を認めていないところがある。逆に、『刺青が無いとボクシングできないの?』と思う」(男性・61)

「選手の試合よりも、タトゥーの絵柄がどうしても派手な物が多くそっちに気を取られてしまった」(女性・47)

「本当に必要なら産まれた時からから身体についているものだと思う」(女性・55)

「昔、活躍した具志堅用高や渡嘉敷勝男、薬師寺保栄はタトゥーを入れていなかった。ファッション感覚で入れているのであれば、見た目チャラチャラしているようで不愉快」(男性・43)

「多くの観客やファンの目に留まるスポーツ選手は、健全な心と肉体の持ち主として、模範的な社会人である存在としての役割を担っている。長年のボクシングファンの一人だが、テレビ画面に映し出される井岡選手の刺青には、不快な思いを禁じ得なかった」(男性・66)