文春オンライン

「俺がジャニーさんの後継者」だったはずなのに… “マッチとヒガシ”ジャニーズ「兄弟」の明暗はなぜ分かれたのか

note

退所の申し出を、事務所はすんなり受け付けた

 退所を申し出た近藤に対して、特に引き留める者も居なかった様だ。4月中旬の申し出からその月末で退所というスピード感もその為だという。

「メリー氏に決定権があるならまだ分かりませんが、現在は代表権も無い名誉会長。今は娘の藤島ジュリー景子社長が実権を握っていますから、申し出をすんなりと受け入れる流れで退所が決まってしまったんでしょう」(芸能事務所関係者)

©️文藝春秋

台頭する後輩の姿に「諦めの境地」…?

「タッキー」こと滝沢秀明氏もアイドルを引退して副社長に就任。当の近藤も時代の移り変わりを感じているという。

ADVERTISEMENT

「近藤さんは以前、自分が『ジャニーさんの後継者』だと言っていたこともある。ですが今の状況を考えると、とても無理だったでしょうね。滝沢さんがジャニー氏とともに若手を育成するために引退した後には、週刊文春の直撃に対して『いいんじゃない? みんなで滝沢を支えれば』と距離を置いていた。台頭する後輩の姿を見て、ある意味で諦めのような境地だったのではないでしょうか」(同)

2017年のシングル『軌跡』

 少々気の毒になってくる退所間際のマッチの境遇。“けじめ”の退所と言えば一見潔いのかもしれないが、その実「長男」は“裸の王様”だったのかもしれない。

「俺がジャニーさんの後継者」だったはずなのに… “マッチとヒガシ”ジャニーズ「兄弟」の明暗はなぜ分かれたのか

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー