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「緊急事態宣言で渋谷のライトが消えて…」“公序良俗”を掲げるギャル集団は、なぜはんだごてを片手に立ち上がったのか

ギャル電インタビュー#2

note

「つけま」つけるノリで電子工作

――お2人のお部屋も電飾をつけたりしてるんですか?

きょうこ 部屋は100均のもので飾り付けをしています。

まお 私の部屋は結構光らせちゃいますね。友達を呼んで、部屋を光らせていると「ああ、やっぱギャル電じゃん」みたいな感じになるので。それが嬉しいですね。

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 LEDを自由自在に使えるとすごく便利です。例えば間接照明とかも秒でできるし。買ってきた照明がちょっとイケてないなって思った時に、配線を切ってはんだごてで繋げれば、好きに照明を変えることができるので。

 

ギャル電の目標

――ギャル電の目標って何でしょうか?

きょうこ テクノロジーっていうとすごく難しいような気がするかもしれないですけど、私たちが電子工作の魅力を伝えることで、なんだ〜電子工作ってつけまと同じようなもんじゃん! って思ってくれたら嬉しいです。

まお つけま(笑)。

きょうこ 同じレベルで使いこなしてる方がかっこいい未来じゃないですか。つけまつけるノリで電子工作するとか。なんか賢くなさそうと思われているギャルが当たり前にはんだごてを使いまわせたり、プログラム組んでいたり。そしていつか部品が足らないやってなった時に、渋谷のドンキで買えるってなったら最高です(笑)。秋葉原は遠いし、Amazonは待てない(笑)。

ギャル電とつくる! バイブステンアゲサイバーパンク光り物電子工作

まお 私はギャル電自体がもっともっとオープンソースになっていって欲しいですね。今回出版した本にも書いてあるんですけど、電子装飾品を作って身に着ける人が増えたら嬉しいです。そしてシェアして誰かがまた興味を持つ。そうやって電子工作カルチャーが広まって欲しいと思いますね。