文春オンライン

我々カープファンは“ジャンボ”末包昇大からどうして目が離せないのか

文春野球コラム ペナントレース2023

note

「古田敦也」「大木凡人」が従兄弟だったという事実以来の衝撃

魅力4「血縁」

 カープファンならご存じだろうが、末包選手の親戚にあの「いとうせいこう」さんがおられる。末包選手がせいこうさんの義理の甥っ子ということになるのだが、これはかつての「古田敦也」「大木凡人」が従兄弟だったという事実以来の衝撃だと個人的には感じている。

 さらに末包という姓だ。この末包姓は兵庫県のとある地域の名前でもあるのだが、この地はかつて宮本武蔵が住んでいたとのこと。さらにこの末包姓を持つものは武蔵の親戚ということが言い伝えられている。

ADVERTISEMENT

 カープには杉田玄白の子孫である長谷部銀次選手がいるが、それに勝るとも劣らぬ血縁関係である。

魅力5「心優しきパパ」

 ドラフトで指名された時にはもう伴侶がいた末包選手。大阪ガスという安定した職業から、プロ野球選手というより厳しい世界に身を置くことを後押ししてくれた奥様にはファンとして本当に感謝したい。末包選手は現在は素敵なパパでもある。お食い初めから七五三まで、お子様の全ての記念日でホームランを打っていただきたいものである。

 末包選手の魅力が伝わっただろうか。ここには書き切れないほどの末包選手の魅力、そしてロマンエピソードはまだまだある。

 末包選手のプロ野球人生はまだ始まったばかり。新井監督のように泥臭く、愚直にコツコツと積み重ねていけば必ず歴史に名をのこす右の大砲になることだろう。

 新井監督も言っていたが山本浩二さんの数字が頭抜け始めたのが30過ぎ。活躍が少し遅くたっていい。末包選手がいつか浩二さんのように、新井さんのように長くカープを支えてくれる、ジャンボなレジェンドプレーヤーになることを誰もが信じている。 

◆ ◆ ◆

※「文春野球コラム ペナントレース2023」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/65351 でHITボタンを押してください。

HIT!

この記事を応援したい方は上のボールをクリック。詳細はこちらから。

我々カープファンは“ジャンボ”末包昇大からどうして目が離せないのか

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春野球をフォロー
文春野球学校開講!

文春野球コラム

広島東洋カープの記事一覧