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福原愛(34)の“長男連れ去り騒動”で再注目された「両親との歪な関係」スパルタ教育を経て父親とは絶縁、一方で母親には…――2023年読まれた記事

2024/01/02
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2023年、文春オンラインで反響の大きかった記事を発表します。裁判部門の第5位は、こちら!(初公開日 2023年7月28日)。

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 正直、忘れていた。そしてまだ解決に至っていなかったことを知る。

 7月27日、卓球のオリンピックメダリストの福原愛さん(34)の元夫の江宏傑さん(34)が東京都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。江さんは会見でこう訴えた。

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「裁判の結果に従い、安全に子どもをかえすよう願っています」

©共同通信社

 衝撃的な言葉だが、まずは状況がここまでこじれた経緯を整理しよう。

「タイミングが最悪。また余計なことで注目を集めて……」

 卓球をきっかけに出会った2人が結婚したのは2016年のこと。2017年に長女、2019年に長男と2児が生まれ、ベストカップルなどに選ばれたこともあるが、2021年には離婚している。

 離婚そのものはもはや珍しいことではないが、2人の関係はそこで決着しなかった。

 昨年7月、福原さんが長男を日本に連れ去って連絡がつかないと江さんがSNSに投稿し、福原さんがそれを否定する一幕もあった。

 とはいえそれ以降は大きなニュースになることはなかったし、片がついたような雰囲気を感じていた人も多いのではないだろうか。

©時事通信社

 しかし今回の江さんの会見で、全く問題が進展していないことが発覚してしまった。

 江さんは弁護士をともなって会見を開き、福原さん側に子どもの引き渡しを命じる保全命令を東京家裁が出したことを明らかにした。さらに応じない場合には、刑事告訴に踏み切る可能性も示唆している。

 福原さんとその弁護士も黙ってはいない。会見を開くこと自体に抗議声明を出し、会見が終わった後も再度声明を出して江さんを批判。それに対して江さん側も声明を発表……と、「泥沼」の様相を帯びている。