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「1月11日に日本に滞在していたことにも意味が…」大谷翔平がはぐらかした“入籍日”の有力候補「大谷にとって『1』は特別な数字」

2024/03/02
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 昨年11月、2度目のMVP受賞会見では愛犬『デコピン』の存在を明らかにした。

「直前には2度目の右肘の手術を受け、試練に直面していました。リハビリ中に独り身の寂しさを紛らわすためなのかなと受け止めていましたが、よく考えれば、ペットに逃げ道を求めることは、われわれが知る大谷像とはかけ離れています。またシーズンに入れば、遠征中に家を空けることになり、その間は他人に世話を任せることがわかっているのにペットを飼うというのも大谷らしくありません。この時覚えた違和感を、もっと深掘りすべきでしたね」(エンゼルス時代からの番記者)

愛犬デコピンの由来は「デコイ=囮」 ©GettyImages

「今年の1月11日に日本に滞在していたことにも意味があるように思えます」

 実際、大谷は囲み取材で「ぼやっとは考えていました」とデコピンを交えた夫婦生活をイメージしていたことを認めている。

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 デコピンのもともとの名前である『デコイ』は、英語で「おとり」を意味するという事実は周知の通りだ。フリーエージェント(FA)の去就が注目されていた当時、日米のメディアの関心をイヌに向けさせる意図があるとも囁かれたが……。おとりであるとともに、大谷の身を固める気持ちの表れでもあったようだ。

 年が明けても、大谷の行動は確かにこれまでとは違っていた。1月11日、大谷が東京都内の米大使館を訪問していたことが判明したのだ。ラーム・エマニュエル駐日大使はデコピン用のビザを発給したことをうかがわせる写真をSNSに掲載した。

©GettyImages

「この時期はアメリカでリハビリや練習に励んでいるのかと思っていました。日本ハム時代、大谷はルーキーイヤーの2013年1月11日に新人合同自主トレーニングでプロとしての第一歩を踏み出しています。また、17年オフにメジャー挑戦が決まり、日本記者クラブでの会見で正式に表明したときも11月11日11時が開始時刻。ハム時代の背番号も11で、実家で飼っていた愛犬の誕生日も11月11日。世界一の選手を目指してきた大谷にとって『1』は特別な数字で、今年の1月11日に日本に滞在していたことにも意味があるように思えます」