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「ついていきます、組長!」石田泰尚と鈴木愛理が“クラシック”の舞台で異色コラボ! 初の音合わせは「とてもロマンチック」

「ついていきます、組長!」石田泰尚と鈴木愛理が“クラシック”の舞台で異色コラボ! 初の音合わせは「とてもロマンチック」

石田泰尚×鈴木愛理インタビュー #1

note

「境目が溶けて混ざっていくようで…」

——冒頭で話題に上がった『Beauty and The Beast』は、鈴木さん念願のミュージカルナンバーですね。

鈴木 私だけではなく、鈴木愛理のスタッフにとっても夢だったんです。なかなか英語で歌う機会がないなかで、いつか挑戦したいなという想いをずっと温めていて。すごく贅沢なタイミングで叶って嬉しいです。この曲のためのボイトレにも行ったりと練習を重ねてきました。

撮影=杉山拓也/文藝春秋

——実際に石田組が奏でる音のなかで歌われてみると、また違った感覚があったのではないでしょうか?

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鈴木 弦楽器とひと口にいっても、響き方や音の高さなどによって役割も様々ですよね。楽器にバーッと囲まれて歌ってみると、足元から感じる音、上から降ってくる音、あと歌うように聞こえてくる音……。それぞれの豊かな色を如実に感じました。私も自分の喉が楽器だと思ってずっと生きてきていますが、まさに”一緒に鳴らしている”感覚で。歌い手の「声」と楽器の「音」、その境目が溶けて混ざっていくようでした。

 とくに『Beauty and The Beast』では、野獣パートを石田さんが弾いてくださっている間、私は歌わずにその音色に浸ることができるので。石田さんの声にゆったり身を任せている心地で、とてもロマンチックでした。私もあの美しい音色に、ちゃんと答えられたらいいなと思っています。

「運命!」と大興奮した、あのドラマの主題歌

——お二人が一緒に“歌って”いらっしゃるのを聞き手の私たちも感じました。石田さんは鈴木さんとの掛け合い、いかがでしょうか?

石田 いいっすねぇ……。今回、3人の方(山下康介氏、萩森英明氏、松岡あさひ氏)が編曲してくださったんですけど、共通して言えるのは、とにかくアレンジがすごく美しい。愛理さんも「ロマンチック」とおっしゃいましたが、それは弾いていても感じました。

——『おとなの掟』も鈴木さんのリクエストだとか。ドラマ『カルテット』の主題歌ですよね。

鈴木 いっちばん好きなドラマなんです! 音楽もお芝居も、全部が素晴らしくて。以前、石田組さんのコンサートに行かせてもらった時の会場(軽井沢大賀ホール)が『カルテット』のロケ地だったんです。もう「運命!!」と感動しちゃって。『おとなの掟』もいつか歌いたいとずっと願っていた曲で、今回ようやく実現できました。

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