アイドルグループ「SKE48」を卒業後、アダルトの世界に飛び込みトップ女優として君臨した三上悠亜。彼女を語る上で欠かせないのが元アイドルという経歴と、当時NEWSだった手越祐也とのスキャンダルだ。SKE時代のエピソード、さらにAV転身後も続くメンバーとの交流について聞いた。驚いたことに、AV転身後もSKEのライブにもたびたび顔を出していたというーー。(全3回の3回目/最初から読む

三上悠亜さん ©山元茂樹/文藝春秋

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AKBのオーディションに合格したものの、上京できずに断念

ーー三上さんのアイドル時代、鬼頭桃菜だったころのお話も聞かせてください。もともとハロプロ(ハロー!プロジェクト)のファンですよね。

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三上悠亜さん(以下、三上) はい。松浦亜弥さんのファンで、その後にBerryz工房のももち(嗣永桃子)。王道のアイドルが好きでした。中学生の頃にハロプロエッグのオーディションを受けたんですが、その時に撮った写真が余ったのでちょうど募集時期が同じだったAKB48さんの5期のオーディションにも送りました。ずっとハロヲタだったので、AKBさんには正直詳しくなかったです。

ーー5期オーディションで一緒だった指原莉乃さんが、三上さんについて「オーラがスゴくて、超かわいくて印象に残ってますね」と後に雑誌で語ってますね。

三上 指原さんには、なんかすごくよく言っていただいていて。AKBのオーディションはすんなり受かったんですが、AKBになるには上京しなければいけなかったんです。当時は名古屋にお母さんと2人で住んでいて、AKBには寮もなかったのでお母さんと上京しなくちゃいけなかったんですが「普通に考えて無理でしょ」と言われて、泣く泣く断りました。そんな時、SKE48の募集が名古屋であって、これなら通えるなと思って受けさせてもらいました。

ーーそしてSKE48の2期生として憧れていたアイドルになります。理想のアイドルは先ほど挙げられていたように王道で真面目なアイドルですよね。

三上 恋愛なんて一切しないような真面目なアイドルが好きで入ったんですけど...(笑)。

 

 私は今思うとアイドルグループに向いてなかったなと思います。アイドル好きだったので、アイドルになれた時点で満足しちゃったんです。もともと一人っ子で競争が苦手なタイプで、争いたくないという思いがすごく強い。なのでシングル選抜に入りたいとか、総選挙でいい順位を取りたいという気持ちが一切芽生えたことがなくて。