アイドルグループ「SKE48」を卒業後、アダルトの世界に飛び込みトップ女優として君臨した三上悠亜。彼女を特別たらしめているのは同世代の女性からも圧倒的な支持を得ている点だ。自身のアパレルブランドを持ち、ファンクラブの会員も女性の方が多いという。なぜ三上は「女性に受けるアダルト女優」という奇跡をなし得たのか。そこには数字にこだわらない彼女のSNS戦略があった。(全3回の2回目/続きを読む)
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AV女優に対する偏見がなくなってきている
ーー三上さんはAV女優になった際「女性に受けるようなAV女優になりたい」という目標を掲げていますが、今やそれを達成されていますね。どのあたりで女性ファンが増えてきたなとご自身で感じましたか。
三上悠亜さん(以下、三上) いつぐらいだろう。本当に徐々にですね。最初にAVの発売イベントを秋葉原でやったときは女性は2、3人でした。それこそSKEの時から応援してくれてる子で、おじさんに囲まれて肩身が狭そうで「ごめんなさい」って感じで。
でもTSUTAYAだったりで、ラフに会えるイベントをすると、女の子が会いに来てくれて。「あっ、こういうイベントだったら、女の子も来やすいのかな」と思って、誕生日イベントであったりAVと関係のないイベントを、場所も渋谷とか女性も来やすい場所でやり始めました。
そうしているうちに、私をYouTubeやInstagramで知って、好きになってからAV女優と知ったという人がいつの間にか増えてきた感じです。AV女優自体に対しても、今の若い子は偏見があまりなくなってきているなとは思います。
イベントに来るファンは7:3で女性
ーー女性ファンの方が熱心なファンが多いそうですね。
三上 今はファンクラブも女性の方が多くて。お金を使うのも女性が多くて、結局熱心なのも女性だなって思います。イベントでも、いつの間にか、女性の方の比率が大きくなって、 今だと7:3で女性ですね。この間、秋葉原で男性用の精力サプリメントのイベントをやったんですけど、それなのに女性の方が多くて。女の子はありがたいです。