ーー女性ファン獲得には現在350万人以上のフォロワーがいるInstagramが寄与していると思いますが、初めから女性向けにしようと考えていたんですか。
三上 TwitterとInstagramを同じ日に開設したんです。SKEの頃はファン向けのブログしかやったことがなかったので、TwitterやInstagramに憧れもありましたし、SNSをめちゃくちゃ頑張りたいという気持ちがあったんです。
Twitterは雑誌のグラビアに当時よく出させていただいていたので、そういう宣伝をするアカウントで男性向けの写真を載せると決めていました。逆にInstagramは本当に自分の趣味や好きなもの、ちょっとかわいい映え写真を載せようと、分けて考えていました。
インスタ、YouTubeでは「エロで数字を取りたくない」
ーー明確な役割分担が今に繋がっているわけですね。グラビアアイドルに多いんですが、Instagramを最初は女性向けにやろうとしても水着の写真の方がいいねがつくので、結局承認欲求に負けてそっち側に流れてしまう。その中で三上さんは男性ファンが多い状況で、よく女性向けを貫けたなと感心します。
三上 いいねの数とか全然見てないんです。もちろん水着とか下着姿を載せたら喜んでもらえるし、いいねも増えたりとか、フォロワーも増えてたかもしれないですけど、それよりも「インスタができて嬉しい」「自分が可愛いと思うものを載せたい」という気持ちが強くて、あまり数字に追われてなかったかもしれないですね。
そもそも女性ファンをInstagramで獲得しようとかは全くなくて、ただただ今まで見ていたInstagramのかわいい女の子たちみたいにしたいなという感じで、自分が好きなものを載せていった感じです。
YouTubeも一緒です。エロで再生を取るっていうのはしたくなくて。エロだったらそりゃ数字は取れるし、当たり前に見てもらえる。でも、それは私のやりたいことではなくて、本当に自分の発信したいこと、女の子に向けての有益な情報を載せたいと思ったので、基本的には女性向けの動画を自分の中で考えて出してます。