文春オンライン

府民がよく降りる? 大阪モノレール“ナゾの終着駅”「門真市」には何がある?

大阪の北の方#2

2024/04/08

genre : ライフ, , 社会, 歴史

note

レンコン畑、パナソニックの城下町…モノレール延伸後の「門真市」には何がある?

 

 門真市駅に戻る。この駅は、門真市やパナソニック、またららぽーとの玄関口であるだけでなく、モノレールと京阪電車の乗り継ぎも担う。京阪電車沿線、たとえば枚方やら寝屋川やらに暮らしている人たちも、伊丹空港を使うときにはこの駅でモノレールに乗り換えるのだろう。

 京阪電車のホームに降りる。日中には各駅電車しか停まらないのが玉にキズだが、それでも守口市駅では準急に乗り継げるし、そうすれば10分ほどで京橋駅へ。そのまま終点の淀屋橋駅に向かえば、地下鉄御堂筋線に乗り換えることもできる。

 モノレールの延伸が実現すれば、ますます交通の便に恵まれることになるだろう。レンコン畑に始まった大阪郊外の低湿地は、パナソニックの城下町となって都市化した。そうした歴史の詰まった門真市駅。やはり、どの町にもドラマがあるものなのだ。

ADVERTISEMENT

写真=鼠入昌史

府民がよく降りる? 大阪モノレール“ナゾの終着駅”「門真市」には何がある?

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー