文春オンライン

高くても買いたい

アイコニックなデザインが目を引く…100年の時を超えてグッチが世界中で愛されるワケ

アイコニックなデザインが目を引く…100年の時を超えてグッチが世界中で愛されるワケ

2024/04/29
note

 1921年にフィレンツェで創設されたグッチ。今や世界各国で不動の地位を築いた彼らには、いつの時代も色褪せない秀逸コレクションが揃う。100年もの歴史を誇る伝統を尊重しつつ、創造的で常に進化を続けるグッチのクリエイションを紐解いていこう。

 

 イタリアを代表するラグジュアリーブランドであるグッチは、確かなクラフツマンシップを駆使しながら、ファッション性の高いデザインを提案し、ラグジュアリーの再定義への道を歩み続けている。ホースビットを用いた元祖ローファーを筆頭に、グリーンとレッドのウェブストライプ、創設者グッチオ・グッチのイニシャルであるGを2つ重ねたGGパターンと、ひと目でわかる完成度の高いデザインが特徴だ。

新たにクリエイティブ・ディレクターを迎えてリスタート

 2023年よりグッチのクリエイティブ・ディレクターに就任したのが、サバト・デ・サルノ。彼はファッションスクールの名門であるカルロ・セコリ・ファッション・インスティテュートに入学し、ウィメンズウェアのデザインとパターンメイキングを学ぶ。2003年、プラダにてアシスタント・パターンメーカーとしてファッション業界でのキャリアをスタート。

ADVERTISEMENT

 2008年、ドルチェ&ガッバーナのウィメンズ ニットウェアおよびジャージー コレクションのヘッド・デザイナー、2009年にはローマに移りヴァレンティノに入社し、2020年にはメンズ&ウィメンズ ウェアを統括するファッション・ディレクターを務め、14年間でさまざまなポストを歴任する。そんな経歴を持つサバトは、グッチに対するクリエイティブに『もう一度、もっと、ファッションに恋をしよう』というメッセージを込めている。

 今回はドレス&ラフなスタイルを格上げできるホースビットローファーや、スニーカー好きも唸らす1足、ゴールデンウィークのお出かけにぴったりなボディバッグやトートバッグと、ブランドの世界観が詰まったアイテムを紹介していこう。

どんな場面や着こなしもアップデートする1足

ブランドアイコンアイテムとなる、ホースビット ローファー。13万7500円

 1953年に登場したオリジナルのデザインを復刻した[ホースビット1953]ローファーはアッパーにスムースレザーを採用し、ゴールドのホースビットハードウェアをあしらうことでクラシカルな佇まいに。中敷にはスペシャルなタグが付けられた仕様。ブランドを代表する本作は、時代&スタイル問わず足元を格上げできる。