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20代と変わらぬミニスカート姿
独自のカテゴリーを切り拓いてきた森高だが、1999年に俳優の江口洋介と結婚。出産・育児のため、しばらく活動を制限することになる。音楽の世界に復帰したのは、子供たちも大きくなってきた2011年、デビュー25周年を機にライブ活動を再開したときだった。このときのライブでは、それまでの歌200曲をセルフカバーし、声を鍛えるためにもいい練習になったという(※1)。
かつて森高は「私がオバさんになっても」(1992年)で、オバさんになったらミニスカートは無理だと歌った。しかし、49歳となっていた昨年5月、デビュー30周年のファイナル企画でコンサートを行なったときも、20代と変わらない堂々のミニスカート姿でシングル全45曲を歌い切った。そもそも彼女の歌で、人がオバさんやオジさんと呼ばれる原因は、ルックスの変化より、
※1 『週刊ポスト』2017年7月21・28日号
※2 『クレア』1996年12月号
※3 小貫信昭『森高千里としか言えない』(幻冬舎)