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いじめの加害者の子供・家族用のカウンセリングを探すダンナさん

『息子がいじめの加害者に?』より。© 文藝春秋
『息子がいじめの加害者に?』より。© 文藝春秋

 落ち込む大原さんの傍ら、冷静に対処するダンナさん。小児専門の精神科医の先生に連絡をとり、いじめの加害者の子供・家族用のカウンセリングをできる公的機関を探していたのです。

 早速、その先生が教えてくれた「子ども子育て応援センター」でのカウンセリングへ。臨床心理士の先生の親切な対応を受け、ほっとする大原さん。さらに、「お子さんにスクールカウンセラーとお話しいただくのはいかがでしょう」とアドバイスをもらいます。大原夫妻もその対応に納得します。

さらに、いじめとは別の問題が!

『息子がいじめの加害者に?』より。© 文藝春秋

 安心したのも束の間、息子2人が泣きながら学校から帰宅します。K先生という熱血教師から体罰を受けたとのこと……。動揺する大原さんの一方で、まずは「いじめ問題を解決しなきゃ」と冷静なダンナさん。大原夫妻は学校に出向き、S母、校長・教頭先生たちとの話し合いに臨みます。

『息子がいじめの加害者に?』より。© 文藝春秋

 謝罪を受けたS母は「お考えはわかりました。タケくんには、今後しっかり変わって欲しいですね!」と言って帰っていきました。同席していたのは10分程度です。

『息子がいじめの加害者に?』より。© 文藝春秋

 さらにその後、Sくんと別途面談した校長先生が、Sくんの主張を代弁します。Sくんいわく、タケの危険な言動に日々怯えていたそうで……。徐々に、タケを精神異常者として扱うような空気が流れ始めます。