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「このユニホーム、カッコイイですよね」

 ジャイアンツからマリーンズへ。背番号「15」から「57」へ。本拠地が東京ドームから風が強いZOZOマリンスタジアムとなり、新たな一歩を踏み出した。忘れられない笑顔がある。入団会見を終えた澤村は取材が終わってからも撮影用のレプリカのユニホームを脱がずに控室で待機をしていた。「もう会見も終わったから脱いでいいんだよ」と関係者から促されても決して脱ぐことはなかった。

「このユニホーム、カッコイイですよね。ボク、だから着ていたいです」。満面の笑みでそう答え、ワイシャツの上にレプリカのユニホームを羽織ったまま、移籍の事務手続きなどを行っていた。その表情はまるで少年。親から大好きなプロ野球チームのユニホームを買ってもらった野球少年そのものだった。

「とにかく優勝に貢献する投手でありたい。チームの勝利に貢献する。そして年上からだけではなく年下の選手や色々な方々から色々な事を吸収して成長したい。まだまだ成長したい」

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 入団会見で貪欲な気持ちを口にした澤村。原点に戻ってマウンドに上がる。そして、ベンチには、ち密な戦略の中、熱狂の舞台を用意してくれる井口監督がいる。澤村がまた美しい新たな輝きを放つ。マウンドから生み出されるその光は、これから多くのマリーンズファンを魅了し虜にする事だろう。

梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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