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<6カ月の取引停止処分>アムウェイ被害者の告白「50万円を浪費して目が覚めた」

<6カ月の取引停止処分>アムウェイ被害者の告白「50万円を浪費して目が覚めた」

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 2020年にはいると、「家のものは全部アムウェイに変えろ」、「調味料も、全部アムウェイにしろ」などと押し売り紛いの圧力をかけられるようになっていった。

「計50万円をアムウェイ製品に浪費して、ようやく目が覚めました」(A子さん)

アムウェイ会員の間の隠語“ノンアム”とは

 今回の行政処分の原因となった、「勧誘目的なのにアムウェイの名前は出さない行為」は頻繁に行われており、A子さんも何度も目撃したと証言する。

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「会員の間では、アムウェイの名前を出さずに勧誘するセミナーを“ノンアム”と呼んでいましたから、そういう手法として定着していたのだと思います」(A子さん) 

 こうした違法勧誘についてアムウェイに尋ねるとこう答えた。

「行政処分発令により、ご関係の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。また、ダイレクトセリングを牽引する責任ある企業として、本件を厳粛に受け止めております。弊社は、一切の違反行為を許さない姿勢で、違反行為を確認した場合『倫理綱領・行動規準』に基づき、適切事業運営に努めてまいりました。さらにこの度の一部会員の違法行為を踏まえ、改めて『倫理綱領・行動規準』および会員に向けたトレーニングの見直し、関連法令や規則の周知、コンプライアンスの更なる徹底などを通じて、より実効性の高い監視、対応体制を検討して参ります」

 10月19日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および10月20日(木)発売の「週刊文春」では、母親がアムウェイにハマったことで両親が離婚、極貧生活に陥った「マルチ二世」の告白などもあわせて報じている。

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