そこに調味料を入れていきます。
まず塩小さじ4分の1。
味の素(だしの代わりになるもの)6振り。
オイスターソース小さじ1。
明太子だけの旨味でもいいけどオイスターソースがあると味がしまります。
虚無レシピポイントは、先に塩を小さじではかること。その後に同じ小さじでオイスターソースをはかれば洗い物が少なくて済みます。
油は入れず、蓋もラップもせず水分を飛ばすようにレンジで加熱していきます。
600w9分30秒チンします。
レンチンし終わると水分はもうほぼない状態になります。パスタは、水を極限まで減らすことで、とろみがついた状態になっています。
ここに明太子を入れていきます。皮は面倒なので、むかずに箸で混ぜてほぐします。マヨネーズ大体大さじ1。バター8g。バターとマヨネーズが入ることによってまろやかさが増して、明太子クリームパスタのようになります。
もはや「至高シリーズ」よりも美味しい
明太子がほぐしきれずに固まっているところは、そのまま食べてください。それもまた美味しいです。
味見をして、塩気が足りなかったら醤油を最大で小さじ1弱ぐらい足します。少し醤油の香りが入ると明太子パスタはめちゃくちゃ美味くなります。
最後によく混ぜたら完成です。
この明太子パスタ、変な料理研究家が出した「至高の明太子パスタ」よりもぶっちゃけ美味しいです。個人的にはこっちのほうが好きです。
明太子のモチっとした食感が残って、ソースがもったり麺に絡んでおいしい。
スパ王はバター醤油の香りを使っていたのが特徴なので、これに刻み海苔かけたらもう完璧にスパ王です。
若い人の中にはスパ王を知らない人もいるかもしれませんが、「昔流行ってたんだな」みたいな感じでちょっと食べてもらいたいです。
書籍『虚無レシピ』(サンクチュアリ出版)には他にもツナマヨで作る「虚無ツナパスタ」や、お茶漬けの素でつくるパスタなど、パスタだけで16種類、ご飯、おつまみ、副菜など全131品が収録されています。