文春オンライン
「有愛きいさんの死は劇団の安全配慮義務違反」宝塚は演出家の壮絶パワハラも隠していた《タカラジェンヌ飛び降り事件・続報》

「有愛きいさんの死は劇団の安全配慮義務違反」宝塚は演出家の壮絶パワハラも隠していた《タカラジェンヌ飛び降り事件・続報》

 9月30日午前7時ごろ、兵庫県宝塚市のマンションに住む宝塚歌劇団宙組の劇団員・有愛きい(25)が、マンション敷地内で死亡しているのが見つかった事件。

「週刊文春」は有愛が亡くなる前日の29日、母親に〈精神的に崩壊している……〉といった趣旨のメッセージを送っていたこと(#2)、さらに28日には、有愛は同じ宙組の上級生から「集団リンチのような目にあっていた」(宙組の生徒)こと(#3)などを報じてきた。

宝塚音楽学校と宝塚大劇場 ©時事通信社

 また、2018年には、今回とは別の飛び降り事件が起き、宝塚が隠蔽していた事実も明らかにした。

ADVERTISEMENT

タカラヅカが隠蔽したもう一つの“飛び降り事件”「苛烈なパワハラを苦に寮のバルコニーから身を…」「学校としての管理責任を強く感じております」

演出家のパワハラで劇団を去ったAさんの存在が明らかに

 さらに今回、小誌の取材で明らかになったのは、もう一つの「飛び降り事件」が起きたのと同じ2018年に、演出家の苛烈なパワハラの果てに体調を崩し、失意のうちに劇団を去った演出助手Aさんの存在だった。

 Aさんは退団から1年後の2020年に、精神的苦痛を受けたとして劇団に対して慰謝料請求を行ったという。劇団関係者が明かす。

「劇団は即座に謝罪するとともに見舞金を支払った。和解合意書で、劇団は二度とハラスメント事案が発生しないように安全配慮義務を尽くすと誓約しました」

関連記事