いまや「世界のMAO」として各国を巡り演奏する弱冠25歳の天才ピアニスト。新たに発売される初著作の豪華〈愛蔵版〉に収録の、貴重なカットを公開――。
いま、日本一チケットの取れないピアニスト・藤田真央。2019年、弱冠20歳で世界3大ピアノコンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで第2位受賞。その唯一無二の美しい演奏に各国の一流オーケストラからラブコールが殺到し、23歳で拠点をベルリンに移すことを決意した。
「渡欧直後は全くの無名で、ガラガラの公演もありました。それでも私にできるのは、楽譜を丹念に読み込んで入念に準備を行い、お客様に最良の音楽を届けることだけ。音色でもって、地道に名刺を配り続けました」
以降、20カ国100都市で観客を熱狂させてきた。音楽の殿堂・NYカーネギーホールでのリサイタルを成功させ、欧州の名門音楽祭でレジェンドたちの仲間入りも果たす。その破竹の勢いは“クラシック界の大谷翔平”とも称されている。
初著作『指先から旅をする』では、大躍進の2年間を自ら克明に綴った。荘厳な劇場からアルプスの教会まで、演奏旅行中の写真も多数添えられている。
「その土地ならではの出逢いを五感で味わって、言葉にしていく工程は、音楽に通じるものがあるんです。執筆を始めてから一日の濃度が濃くなりました」
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初著作の豪華〈愛蔵版〉が発売!
藤田真央初著作『指先から旅をする』の好評を受けて、完全受注生産〈愛蔵版〉が発売決定。豪華函入りのスペシャル・エディション版。秘蔵ショット満載のフォトブック、スペシャルDVD「ヴェルビエ音楽祭の休日」(約60分)、2万字エッセイなどの特典に加えて、トークショー&サイン会の抽選券付き。
藤田真央/ふじた・まお
1998年東京都生まれ。2017年、弱冠18歳でクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。19年チャイコフスキー国際コンクールで第2位受賞。22年〈モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集〉を世界160カ国でリリース。23年12月に刊行されたエッセイ集『指先から旅をする』は各メディアでも紹介され、話題に。