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ROIC経営 第4弾 ~ 付加価値の高い、稼ぐ事業を見極めよ。投資家が重んじる事業成長の本質 ~

ROIC経営 第4弾 ~ 付加価値の高い、稼ぐ事業を見極めよ。投資家が重んじる事業成長の本質 ~

5月30日(木)ハイブリッド開催

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note

〇企画趣旨

ROIC(Return on Invested Capital,投下資本利益率)は、企業の投資された資本に対する収益性を示す重要な経営指標の一つです。 2020年7月に策定された経済産業省の「事業再編実務指針」で、ROICが事業ごとの資本収益性を測る最重要指標として位置づけられて以降、ROICを経営上の重要指標に採用する企業が増えました。また、23年3月、東京証券取引所は、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」を発表し、資本収益性の指標として、ROICとROE(自己資本利益率)の重視を示唆したことで、その動きはますます加速しています。

こうした中、企業価値向上・企業価値創造のためにROICを活用する経営、「ROIC経営」を実践する企業に投資家は熱い視線を注ぎ始めています。ROICは理論的に非常に優れた指標であり、ROICとオーガニック成長率(およびWACC)が企業価値を規定します。一方で、現実の使用に際しては注意も必要です。計測の問題、単年度指標としての問題等があり、また、ROICは必ず成長性の指標とセットで用いないと、かえって企業価値向上を阻害するリスクにもなりえます。

そこで、2022年8月、2023年5月、10月の開催に続く、第4弾の開催となる本カンファレンスでは「付加価値の高い、稼ぐ事業を見極めよ。投資家が重んじる事業成長の本質 」テーマに、「ROIC経営」の本質を理解し、活用する場合の留意点、投資家との建設的な対話や経営における迅速な意思決定の実現など、先行企業の取り組みなどを検証し、経営課題解決のインサイトを届けできればと存じます。

≪開催概要≫

日  時 2024年530日(木) 13:00~17:00
会  場 会場対面および、オンラインLIVE配信のハイブリッド開催
     会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
     オンライン参加:Zoomウェビナー
参加対象 企業経営者、経営幹部、経営企画、経営管理、
     財務・経理部門、IR部門など
定  員 会場参加:60名、オンライン参加:800名
参加費用 無料(事前登録制)
主  催 文藝春秋
協  賛 Tagetik Japan株式会社、株式会社マネーフォワード、
     株式会社LayerX

申し込み

〇参加特典
ご来場の皆様には佐藤氏の著書『戦略としての企業価値』をプレゼント


13:00~13:50 基調講演
「ROIC 経営の視点で成長と稼ぐ力を高める」
~ 企業価値創造の実現に向けて乗り越えるべき課題 ~

早稲田大学大学院 経営管理研究科
教授
佐藤 克宏氏

慶応義塾大学法学部法律学科卒業。スタンフォード大学大学院修士課程修了。京都大学経営管理大学院博士後期課程修了(博士、経営科学)。日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)、マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー等を歴任。早稲田ビジネススクールで教鞭を執るとともに、企業への経営アドバイスも行っている。


13:50~14:20 課題解決講演①
ROIC経営の次なる一手:
プラットフォームがもたらす変革の可能性

Tagetik Japan株式会社
シニアセールスコンサルタント
佐々木 敏夫氏

20年以上の経営管理ソリューションベンダーでの経験を経て、現在は経営管理プラットフォームである「CCH Tagetik」のシニアセールスコンサルタントを担当。グループ経営管理領域の導入・保守サービスの経験に加えて、ERP領域の導入経験もあり、単体会計から連結会計業務までの幅広い知見を持つ。ここ数年ROIC経営の実践等に向けたご相談にもお応えして、最適なソリューションや展開方法をご提案するなど、日本のお客様の経営管理高度化を支援。


14:20~14:30 休憩


14:30~15:10 特別講演①
「J.フロント リテイリングのROIC経営」
~ 事業別ROICに基づくポートフォリオマネジメント ~

J.フロント リテイリング株式会社
取締役兼執行役常務 財務戦略統括部長
若林 勇人氏

1985年松下電器産業(現パナソニック)入社。経理・財務畑を歩み、2013年コーポレート戦略本部 財務・IRグループゼネラルマネージャー 兼 財務戦略チームリーダー(理事)就任。2015年J.フロント リテイリングに入社し、業務統括部付財務政策担当。2018年より現職。一般社団法人日本CFO協会理事。


15:10~15:40 課題解決講演②
経理部門からのイノベーション
~継続的な価値向上の実践~

株式会社マネーフォワード
グループ執行役員 経理本部 本部長
松岡 俊氏

1998年ソニー(株)入社。各種会計税務業務に従事し、決算早期化、基幹システムPJ等に携わる。その後、イギリスにて約5年間にわたる海外勤務経験をもつ。帰国後は、各種新規会計基準対応に従事。2019年4月より、当社財務経理共同本部長として参画。在職中に税理士、公認会計士(2020年登録)および中小企業診断士試験に合格。


15:40~15:50 休憩


15:50~16:20 課題解決講演③
「AI・SaaSを活用し、決算早期化・業務平準化を実現する方法」

株式会社LayerX
エンタープライズ セールス
渡邉 義史氏

2001年、新卒でNTTソフトウェア株式会社に入社、NTT東日本様、NTT西日本様のフレッツスクウェアにおけるコンテンツ配信PFの開発を担当。2006年より日本オラクル株式会社にて、プリセールスエンジニアに従事し、製造、流通、公共、金融を担当。2016年からは日本マイクロソフト株式会社にて、Cloud Solution Architect として自動車業界を担当し、Azure の拡販に従事。その後、2020年に株式会社セールスフォース・ジャパンにて、営業職にロールチェンジし、トヨタ営業部に所属。2023年から株式会社LayerXにてエンタープライズ部門の立ち上げに尽力中。


16:20~17:00 特別講演②
部分最適から全体最適の経営へ
~ 中長期的に企業価値を創造/向上させ続ける実践ROICマネジメント ~

日戸興史事務所 代表
元オムロン 取締役専務執行役員 CFO
兼 グローバル戦略本部長
日戸 興史氏

元オムロン 取締役専務執行役員 CFO 兼 グローバル戦略本部長。1983年立石電機(現オムロン)入社。エンジニア、技術企画を担当。1996年から4年間シリコンバレー駐在。2006年オムロンヘルスケア経営統括部長、2014年オムロン(株)取締役執行役員常務、2017年CFO就任。2023年36月 退任。現在は、ワコールホールディングス社外取締役、日本CFO協会理事を務めるとともに、これまで経験を活かして、要請があった企業の業績向上取り組みや、経営者/CFOへのアドバイス、コンサルタントを行い、日本企業の発展をサポートし、よりよい社会の実現に貢献していきたいと考え、活動をしている。