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対して、良好なコミュニケーションがあれば、まずは上司部下間の「話せる」関係性ができます。総合的に報連相が良好になり、連携ミスや時間のロスもなくなります。さらに新しい提案や意見の交換も活発になるでしょう。

円滑なコミュニケーションこそがストレスフリーで信頼できる関係性を育み、チームの能力を最適化できるエンジンになるのです。

円滑なコミュニケーションが良い組織を醸成する

ところで私には、自分の疑問も、ちょっとした不満も相談できる上司がいます。その方は、私が悪い報告をしなければならないときに、丁寧にじっくりこちらのタイミングを待って聞いてくれて、「しっかり話してくれてありがとう」と笑顔で受け入れてくれました。さらに自分の失敗談も話してくれて、そこからの立て直しが非常に速かったことも覚えています。

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だいぶ昔の話ですが、今でもその方への信頼は揺るがず、また、自分が後輩を指導する際にふっと思い出すタイミングがあります。

コミュニケーションは連鎖します。皆様の円滑なコミュニケーションが信頼を構成し、最終的には生産性の高い持続可能な組織を作っていくのです。

鈴木 麻耶(すずき・まや)
社会保険労務士、採用定着士
大槻経営労務管理事務所所属。実家の寺院を継ぐことになり、子の小学校入学を機に夫とともにUターン。現在フルの在宅勤務。事業規模、業種ともさまざまなクライアントを担当し、「離れていてもできる! 伝わる! やりきれる!」を実践中。